ご主人様の定年を機に、奥様へのプレゼントとしてこれから快適に永住できるような住まいへリモデルをご計画。閉鎖的なリビングを、開放感のある空間にしてほしい。使いづらい水まわりを、奥様が火事がスムーズに行えるようにしたい。玄関が狭く出入りがしずらい。とご依頼を頂きました。

キッチンとリビングがそれぞれ独立しており、視線が行き届かなく、キッチンからリビングに移動するためには一度廊下に出ないといけなかった。そんなLDKを開放的な形にリフォーム。和室の戸襖に3枚引き込み戸を採用したことで和室の奥まで視線が届くようになりました。遊びに来られるお孫様が走り回って遊べるほどの大空間へと変身。キッチンに立つ奥様とリビングでくつろぐご主人とで目を見て会話ができるようになりました。

在来工法のタイル張り床で、冬にとても寒い思いをされていらっしゃいました。断熱性のあるユニットバスへ一新したことで、寒い思いをせず快適に入浴できるようになりました。

昔ながらのトイレ、小便器、大便器がどちらもせっちされていることにより空間が狭まっていた。今回のリフォームは、今後の事も考え、車いすを使用した際にもゆったり入ることのできる広さを確保しました。造作のカウンターは、手をついて着座をサポートすることができます。

狭く出入りがしづらかった玄関でしたが、増築したことによりその悩みは解消されました。ゆったりとしたスペースが確保され、出入りがしやすくなり喜ばれたポイントとなりました。

海が好きな奥様が集められていた貝殻などのモチーフたちが玄関の他にも、家中に飾られていました。
施工後、玄関に新設されたディスプレイコーナーは、海に良くいかれるご夫婦の想いでの品々を飾ることができるようになりました。クリアケースはもともと玄関に使用されていたものをリユースしました。照明をつければ海のモチーフたちがライトアップされ、夜には深海のような空間を演出します。