~ご相談内容~
T様の祖母は空き家を所有していたが、長年居住者が見つからず空き家状態が続いた。建物自体も古く税金だけが発生し、ほとほと困り果てていた所に孫のT様がご結婚。T様は『新居はせっかく建物があるのだから上手く活用しよう』と考え、祖母の悩みの種だった古い借家を住みやすく、明るい家になるようにリフォームを行いT様夫婦が居住すると決めた。今後子供が増えることを考えると、今の間取りだと狭く収納も少ない。そして玄関と車道との距離が近くてとても危険。という点がお悩みだった。
“道路に面した玄関”のお悩み解消! 解体→建て増しで安全な場所に玄関を♪
2棟あった借家の内の1棟を解体して、建て増しを行いました。お悩みであった“車道に面した玄関”の位置を方向転換し、安全な場所に設けました。尚、玄関だった場所はトイレに変わり、元々あった庇を活用しトイレの広さを拡張しました。
元々の素材を再利用!!生まれ変わった落ち着く和室へ~
使える設備などは再利用しつつ、明るい色を中心に建材を選定しました。実際に障子を再利用し、かつ全体と統一するようにご提案させていただきました。
欲しかった収納力!!居心地の良いリビング!!
前の玄関スペースにウォークインクローゼットを施工しました。掃除道具もアウトドア用品も家族の物はこちらに全部ひとまとめにできるスペースです。リビングの間接照明は優しく室内を照らしムードある空間を演出しました。認識のすれ違いを防止するため、打ち上げ時に細部の使用まで確認を行いました。リビングの建具はお子様が増えた時を考慮し、割れないポリカーボネートを使用しました。
トイレ・玄関の位置を移動したことで、水回り設備が一箇所にまとまりました。そして、洗面台は造作し、お客様の理想に近づくよう、デザインしました。シンプルなデザインから清潔感を感じさせてくれます。
不便かもしれないと入居前に感じていた問題点が全て改善されたうえで、収納もしっかりあり、使い勝手のよい家になり。安心しました。お気に入りの新居になったことで親戚・友人などを招待しホームパーティーを開くことも増え、長年静かにたたずんでいた借家に、再び笑い声が響き渡るようになりました。
新築のように生まれ変わった借家を見て、誰より一番喜んでいたのは両親と祖母。自分たちのこれから明るい気分で過ごせる生活を手にしたとともに、親孝行にもなるリフォームになりましたと、喜びに溢れた笑顔でおはなしされました。